曜変天目の特徴である群青の光彩が線状紋の中に現れます。
強い光を当てないと肉眼では確認ができないというその特徴は他の曜変天目の光彩と似ています。
しかし、形状は違い線状紋の中にさらに光彩が現れています。
そういった意味では、これは曜変天目という括りだけで語ってはいけないものかもしれません。
ひとつひとつはとても小さく3mm程度のものですが、茶碗全体に現れ30個程度も存在しています。
一眼レフカメラに接写レンズを使い撮影をしております。
茶碗全体を当てるライトの他にピンポイントに光彩に向けて光を当てわかりやすくしております。
光を当てさえすれば肉眼でもその光彩は確認ができます。
この光彩は茶碗のなかでも特に大きいもので惑星といっても過言ではありません。
ひとつひとつは2〜3mm程度しかありません。
この写真の中だけで7〜9つ程度の光彩があります。
まるで夜空の星座みたいであり、昔の人が曜変天目を星の様とたとえた気持ちがわかります。